通信制高校の学習(教育)方法は、高等学校通信教育規程(文部令)第二条によって「添削指導、面接指導及び試験の方法により行うものとする」と定められています。全日制・定時制高校にはこのような学習(教育)方法の定めはなく、大きく異なるところです。添削指導、面接指導は、それぞれレポート(指導)、スクーリング(指導)と呼ぶのが一般的です。通信制高校での学習は、教科書(全日制・定時制高校で使用するのと同じ教科書)と学習書等を使用して自学自習するのが基本です。その成果をレポートで先生に報告し添削を受けるとともに、直接先生に会って授業を受け、分からないところを尋ねたり近況を報告したりします。レポートの形式は各高校で異なりますが、生徒の負担増にならないよう工夫されています。